ジャズなら…

ごきげんなジャズをどんどん紹介していこうというブログだよ〜ん。


その昔、自分のサイトで
「極私的××論」という企画を
やっていた。

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取材などを通して知った
ミュージシャンのことを
思い浮かぶままに
書き連ねたものだった。

富澤えいちの「ジャズ四谷口」スペシャル

久しぶりにそんなことを思い出したのは、
あるメールがきっかけだった。

平井景

プロフィールを本人のサイト(→平井景オフィシャルウェブサイト
から引用させていただくとしよう。



ドラマー / 作曲家 / アレンジャー / サウンドプロデューサー

1968年生れ、奈良県出身。
7才より電子オルガンを始め、13才でドラムスに転向。
中学在学中からバンド活動を始める。

東京工業大学を卒業後、関東を拠点にプロ活動を開始。
その柔軟かつ幅広いプレイ・スタイルで、国内の数々のジャズ・アウォード受賞暦を持つ。

様々なライブやコンサート、レコーディングに幅広く参加する傍ら、自身が主宰するライブ『平井景スペシャル』を続ける。
さらには『秀景満』や市原ひかり(Trumpet)など他アーティストへも楽曲を提供。
野村アセット・マネジメントや日興・五大陸債券ファンドのプロモーション・ビデオの音楽を担当、日テレG+「新おとな総研」の番組音楽も作曲するなど、単なるドラマーとしてだけではない音楽活動を展開。
その様子は、2009年5月の読売新聞・夕刊にも大きく取り上げられた。

2009年10月、自身の楽曲を収録した待望の初リーダー作『SORA / Kay Hirai』をリリース。





彼と言葉を交わしたのは、
たぶん秀景満のファースト・アルバム
「コントレイル」がリリースされるあたり
だったと思う。

秀景満については→秀景満ホームページ

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秀景満

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ライヴを見ておもしろいと思ったボクは、
取材を申し込んでみた。

通常、ミュージシャンの取材というものは、
発表する媒体から「誰々さんのインタビューを
やってくれ」と依頼されて、出向くものだ。

相手も、いきなり「話を聞かせて」
と言われても、忙しいのに困るだろうしね。

媒体とインタビュー対象との契約が
どうなっているのかは知らないけれど、
大人の事情というのもあるらしい。

まあ、そのへんは厚顔無恥を
押し通すこととして(笑)
頼んでみなければ始まらないと
声をかけた。

彼らは快く協力してくれて、
ボクも悪乗りして、
ビデオのインタビューまで
作ってしまった。

いまでこそ、YouTubeで簡単に
動画をインターネットに流せるけれど、
当時はけっこう苦労したことを覚えている。

もちろん、動画をアップさせて
くれるようなサイトはないから、
自分のホームページにアップした。

そんなことがあって、
ドラマーの平井景の動向にも
必然的に注目し続けていた。

市原ひかりのサポートなどでは、
まるでヴォーカリストにスポットを
当てているかのような
柔軟でやさしさにあふれた
ドラミングをみせてくれたものだから、
「うむ、やるなぁ。。。」と
その引き出しの多さを
改めてチェックしようと思ったものだ。

そんな彼が、
新しいアルバムを引っさげて、
ライヴをやるという。

10月29日(木)
『平井景スペシャル @原宿 QUEST HALL 〜supported by“Something Jazzy”』

NAOTO(Violin)、 榊原大(P)、 村上聖(B)、平井景(Drs)
スペシャルゲスト:原田芳宏(Steel Pan)


【メールでのお申込みフォーム】
http://kayhirai.com/act_kayspecial_quest.html

【電話でのお申込み】
(株)スクエア・ブルー内「平井景SORA発売記念コンサートチケット受付係」
TEL:03-5412-0381(受付時間 12:00〜18:00(平日のみ))

■本公演のスペシャル企画■
・バック・スクリーンから流れる映像とのコラボレーション!
 またカメラ4台がとらえる演奏シーンもスクリーンに!
・スペシャルゲスト:スティールパンの原田芳宏さんが登場!
・ホワイエ(ロビー)に、アルバム制作などの舞台裏、メイキングの様子がわかる
 展示コーナーを特設
・アルバム発売記念に、特注の手作り携帯ストラップを販売(数量限定)

さらに、メイキング&イメージDVDもこの日リリース!



来るものみんなを包み込む
不思議なリズムを醸し出す
平井景の世界を体験できる
絶好のチャンスになるだろう。

自身初のリーダーアルバムを
完成させた平井景が、
どんな変化を見せてくれるのか
というのも楽しみだ。

アルバムについては、
また別の機会に。


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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
「BIG ISSUE」という雑誌を
ご存知だろうか?

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就労困難者支援の一環として行なわれている
販売活動の商材である。

システムは、運営団体がこの雑誌を発行、
就労困難者に140円で卸し、
繁華街の路上などで300円で販売する。

販売者には160円の収入がもたらされる。

正直に言えば、
この雑誌や販売方法に
偏見があった。

路上生活者の自立支援が
その大きな目的であるため、

当然、この雑誌をかざして
路上で販売している人たちは、
「そういう生活をしている人たち」なわけだ。

その人たちから
ものを買うという行動。

そしてさらに、
雑誌自体への疑問。

支援が先立って
内容があまりないのではないのか?

いわゆるチャリティーという名の、
形だけの活字媒体なのではないか?

その答えは、
買って見なければわかるまい。。。

なので、買うことにしたのだ。

300円の雑誌というのは、
それほど安いものではないと思う。

それに、通りがかって見る限り、
そんなに厚い雑誌でもないし。

1か月ほど前、
おもしろそうな見出しにつられて

「勇気を振り絞って」
買ってみた。

うん、
おもしろいじゃないの。

雑誌的な作りも
しっかりしている。

自分の偏見を
恥じることになった。

それはそれで、
うれしい出来事だ。

月に2回の
発行頻度。

9月後半分は
Superflyのshihoちゃんの
インタビューを掲載。

これは買わねばと
300円を握り締めていた。

そう、販売形式が特殊なため
なるべくおつりのないことが
望ましい。

都内では、
主な繁華街の

駅の近くでならば、
この雑誌を掲げて

販売しているのを
見かけるだろう。

都内に用事があるときに
忘れずに買い求めるように。。。

ボクの備忘録メモへ
新たに書き加えられることになった。





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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
8月22日に初台で行なわれた
ブラジル風バッハ全曲演奏会は
圧巻だった。



ブラジルが誇る作曲家、
エイトル・ヴィラ=ロボスの
没後50周年を記念して
開かれたもの。

ボクがヴィラ=ロボスを知ったのは、
ある企画がきっかけだった。

外資系企業のPR誌創刊のため、
昭和ルネッサンスというような
テーマでネタを拾っていたと記憶している。

もちろん、昭和だけれども
その時期に該当する
海外のエピソードも
取り上げていくつもりだった。

辞書などをひっくり返しているうちに
(20年ほど前のことなので、
まだネットで検索などということも
できなかったのだ)

いろいろとおもしろい人物が浮かんできて、
それらを軸にした企画を
考えてみることにした。

そのなかの1人に、
ヴィラ=ロボスがいたのだ。

人名辞典にさえ、
「ブラジルのバッハと呼ばれる」
という記述があるような、

偉いんだか二番煎じなんだか
わからないようなところに
妙に惹かれるものがあった。

どんな音楽を作るのだろうか?

聴いてみると、
やっぱり「もろバッハだ」と
思うのだろうか?

ボクの妄想は膨らんだ。

しかし、当時では音源が乏しく、
ヴィラ=ロボスを体験することは
できないままで時は過ぎていった。

この演奏会の知らせを聞いたとき、
この機会を逃すものかと思った。

そして磯子から、
初台へ駆けつけたのだ。

会場は、ボクの予想とは裏腹に、
ヴィラ=ロボスを待ち受ける熱気で
溢れていた。

正直、ヴィラ=ロボスの知名度は
それほどないだろうと
高を括っていたのだ。

ところが、
これほど熱狂的なファンが
いたとは。。。

そして、
演奏は始まった。

彼のブラジル風バッハと
冠された作品は、
第1番から第9番まである。

デュオやらコーラスのみのもの、
ピアノ・ソロ、ソプラノとチェロ
そしてもちろん、オーケストラ。

このヴァリエーションの豊かさからして、
ヴィラ=ロボスの特異性が現れている。

これをすべて、
オリジナル編成で聴けるというのだ。

ああ、来て良かった。

午後2時に始まったコンサートは、
6時を過ぎてクライマックスを迎えた。

最も完成度が高いとされる第7番を
東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で
堪能することができた。

彼の作風には、
ブラジル音楽を感じさせる要素が
ほとんどない。

極めてまっとうに、
クラシック音楽として成立している。

しかし、ヨーロッパの主流的なものとは、
どこかが違う。

その微妙な違和感を、
「田舎くさい」と感じさせないところが、
作曲家としての才能といえるだろう。

その完成度を、ヴィラ=ロボスは独学で
突き詰めたという。

こういうエピソードも
ボクの心をすこぶる擽ってくれる。

フレーズをモチーフとして使うのではなく、
むしろ無視して場面が展開していく。

どちらかといえば印象派的な作風と
いえるだろうか。

盛り上がりの作り方などには、
バーンスタインなどに通じるものを
感じるところも多かった。


ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ全曲
モグレリア

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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
8月15日に、
初台のタケミツメモリアルへ
侍BRASSを見に行った。



侍BRASSは、
金管楽器ばかりの
8管編成のユニット。

金管楽器、
ひいては吹奏楽に対して、
日本での根強い人気を
感じていた今日この頃
なのだけれど。

あらためてこのホールに
詰めかけたファンの熱気
に触れると、
底堅いものを確認できた。

侍BRASSのコンサートも
今年で4回目。

ボクは2回目から見ているが、
今年はバンドならではの
サウンドがさらに充実した
ように感じた。

メンバーはそれぞれ
担当楽器の世界で
日本を代表するという
精鋭がそろっている。

だから、
音を出せば、
それだけで完成された
楽曲が生まれてくることになる。

しかし、
今年の演奏で
明らかに違うと感じたのが、
曲を体に入れただけでは
生まれない「波動」が
より多く伝わってきたことだった。

抽象的な書き方になるが、
演奏している自分と
それを客観的に評価する自分、

この分離まで楽曲を
自分のものにできて
初めてプロとしての
表現ができるようになるのだろう。

そしてそこに、
もうひとつ。

ほかのメンバーとの交流を
楽しんでいる自分が加わることで、
音の深みや情緒が
さらに多く伝わるようになるのではないだろうか。

つまり、
隣に人がいないときの演奏と、
隣に人がいるときの演奏との違いを、
ポジティヴに構築できる体制が、
この侍BRASSには整いつつある、
ということではないだろうか。

隣に人がいる/いない
という視点は、

えてしてクラシック音楽が
なんとなくおもしろみのないものに
感じていた人の原因だったり、

なぜCDに収録された音楽よりも、
生演奏のほうに情報量が多いとされる、
すなわちおもしろいといわれる
理由の一端があるように思う。

今年のコンサートでは、
後半にゲストを迎えて、
ヒット・ナンバーなども披露された。

ブロードウェイで活躍する
ハイノート・ヒッターである
クリス・ジョーダスによる
メイナード・ファーガソンの追悼企画は、

とてもタイムリーであると同時に、
金管楽器ファンの心を
わしづかみにするものだった。



2009年8月15日[土]に東京オペラシティコンサートホールで行われた公演、
「侍BRASS 2009」のもようが以下の通り放送されます。

 番組名 NHK-FM「吹奏楽のひびき」

 放送日時
 2009年10月11日[日]21:30 - 22:00
 2009年10月18日[日]21:30 - 22:00

*2回に分けての放送となります。
*放送日時・内容は予告なく変更される場合があります。




アルバム情報

霊巌洞
侍BRASS

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鑪(TATARA)
中川英二郎 侍BRASS

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テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
中村尚子のピアノを聴きに行った。

彼女のピアノはとても不思議だ。

最初の印象は、環境系のような、ミニマル系のような。

シンプルであるが、油断していると、
シンプルではない場面に「ドンッ!」と突き当たる。

この、シンプルではない場面に出会うと、
いままでの「何気ない」ピアノがなんだったのか、
とても不思議に思えてしまう。

そうなると、もう、わからなくなる。

中村尚子は、意図して音を作っているのだろうか。

それを彼女の天然の部分が、
突如として阻むのだろうか。

彼女がピアノに向かう姿を見ていると、
2つの人格が鍵盤のうえで争っているようにも見える。

ということは、
環境系でもミニマルでもないわけだ。

おそらく、彼女はピアノで「対話」をしているのだろう。

そう思い立ったときに、
自分の心の中の違和感が薄らいだ。

耽美的なピアニストであれば、
モノローグ(独白)なのだろうけれど、

中村尚子は自己対話をしている。

だから、突然、
思考が切り替わったり、
雑念が入ったりする。

その流れが、
音楽になっているのだ。

8月6日に新宿のミノトール2で行なわれたライヴは、
中村尚子と古澤良治郎が6月にリリースした

『新緑の中に雨が降っている』

というアルバムの発売記念ライヴだった。



新緑の中に雨が降っている
中村尚子 古澤良治郎 中村尚子

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古澤良治郎を知っている人なら、
「対話」にうってつけの相手だとうなづいてくれるだろう。

ときどきおかしな言葉を発するオジサンが、
酒宴にいてくれると盛り上がるのと同様に、

彼のパーカッションは、
中村尚子の自己対話に割って入り、

彼女に次の発想を与えて、
「対話」の方向性から予定調和を削り取っていく。

このようなコントラストは、
生半な力量では為しえない。

そして、その割り込み方を、
許せるだけの度量がなければ、

「対話」はもちろん、
ノイズとしてすら成立しなくなる。

古澤良治郎は、
もっと中村尚子のユーモラスな魅力を
引き出そうと狙っていたようだが、

それにはもう少し、
時間が必要になりそうだ。

そのかわり、
彼女の現時点での
本領と思っている、

リリシズムを引き出すには、
とてもよいコンビネーションに到達していたと感じた。



余談になってしまうのだけれど、
対バンとして登場した

「だるま屋」

というユニットは、おもしろかった。

ヴォイスとドラムスという、
こちらも「対話型」なのだけれど、

こちらはトーク掛け合い型とでもいうべきかな。




だるMIX
だるま屋

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