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「冷やし」という新しい日本蕎麦

タイトルを打っていて、そばを「日本蕎麦」と書かねば不親切かなと思うようになってしまったいまの日本が残念になってしまった。

それはさておき。

土曜日(本日)は本格的な雨ということで、晴れ間のあるうちにと、金曜日の午後に総武線直通各駅停車に乗って東へ下る。

昼の腹ごしらえは、両国にある蕎麦屋「ほそ川」。

ここはもともと、埼玉の吉川(武蔵野線ですね)にあって、当時から蕎麦好きには有名な店だっただけれど、遠かったので機会が在ればいきたいなぁと思っていたところ、両国に移ってきてくれたので、何度か足を運んでいる。

ちょうどJRの駅から江戸博の向こう側、という位置関係で、ちょっと行きづらい場所ではあるけれど(大江戸線の出口だとかなり近い)、「あの蕎麦が食べられるのなら」と、歩みも自然に速まってしまう。

さて、平日の店内は混み具合もそこそこ。

これが土日だと、かなり待たされてしまう。

大きなテーブルで、相席ながら目の前には生け花が飾ってあるなど、居心地は悪くない。

メニューを見て、まずは唇を湿しながら、仕上げにと、「冷やしかもナス蕎麦」と品書きにあったものを頼んでみた。

冷たい付け汁に、賀茂ナスの素揚げをチラしたものかな、と想像していたら、大外れ。

これがその冷やし賀茂ナス蕎麦」。

hiyakamonasu.jpg


香り、食感、もちろん味。そのすべてでノックアウトされてしまう・・・。

いやぁ、いいものに出会えました。

店のヒトに聞けば、「ぬき」いわゆる蕎麦のない、出汁かけの賀茂ナスの一品もあるとか。

今度はそれを肴にしてみようかな。

店を出て、フラフラと亀戸方向へ。途中はバスに乗って、目的地は亀戸の佐野味噌本店。

味噌汁の味噌を、ここで調達しようという魂胆。

ウチでは、母親が取り寄せている福島の味噌(出身地)を分けてもらっていたので、しょっぱめの田舎味噌がいつもの味だったのだけれど、最近はいろいろと試してみることにしている。

亀戸の佐野味噌は、味噌業界では有名な店で、店頭にはずらりと自慢の味噌が並んでいた。

そのなかで、手前味噌というオリジナルのものを、混ぜ味噌と白みそ、それぞれ購入。

それから、なぜか店頭にあった、ピンピンで肉厚の小松菜190円也もゲット。

ちなみに、この小松菜は、おひたしでも美味かったし、アゲとジャコとともに炒めたものを土曜の昼餉でいただいたが、最高の総菜になってくれた。

電車で帰途につく前に、せっかく亀戸に来たのだからと、路地を入って亀戸餃子本店へ立ち寄り、さすがに3時前のこの時間ではまばらながらビールを片手に餃子を頬張るオジサンやオバサンとともに、長いカウンターに座して、3皿をいただく。老酒で。

サクサクの薄い皮は、やっぱり病みつきになる。ぷはぁ~。
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五月晴れな十月祭り

昨日は天気晴朗で湿度も低く、散歩日和だったので、銀座へ。

最初の目的は、昼ご飯。

前々から食べてみたいと思っていた牛庵のハンバーグをゲットするために、開店時間11時半の30分まえから行列に参加。

おかげで一巡目に店に入ることが出来て、晴れて念願のハンバーグを食することが出来ました。

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いやぁ、これはうまい。しかも千円しないというリーズナブルさ。

非常に満足満腹して、ぶらぶらと日比谷公園へ。

ニュースで「オクトーバーフェスティバル」なるものを開催しているとの情報を得ていたので、覗きに行ってみることに。

噴水脇にテントが張られ、両脇にドイツ・ビールの屋台が出ているという催し。

せっかくなので、シュバーテンのプレミアムボックという、北ドイツのアインベック村で最初に作られたという、ボックというスタイルのビールをいただくことに。

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ホップがかなり利いていて、苦味の好きなワタシのお気に入り。噴水を見ながら、しばしまどろむ。

よき昼下がりを過ごしました。

テレビ出演(その2)&ロハスじゃなくてロハな話(結末)

実は、伊豆湯ヶ島の旅は、「テレビ収録の協力をして欲しい」という話があってのことだった。

それが先週の土曜日に放映されたテレビ東京系土曜スペシャル。

ミッキー・カーチスさんと高見恭子さんが伊豆を回る旅のうち、湯ヶ島の文学散歩という白壁荘の企画に一般人が参加しているという「絵」を撮りたいので、エキストラとして参加して欲しいというもの。

家人の友人経由でのお話だったが、おもしろそうなので「ぜひ!」と返事。(参加条件は夫婦・カップルで、というものだったので)

それで急いで井上靖を読み出して、踊り子号に乗ったという次第。

ミッキーさんがご高齢ということもあり、「1時間ぐらい、近場を歩くようすを収録すれば終わると思いますので、気軽にご協力ください」とのことだったが、実際は9時半ぐらいに宿を出発、浄連の滝に着いたのが1時過ぎ、ゴールでお弁当を食べる図を撮ったのが2時過ぎで、そのあいだはずっと山道を歩かされるというハードなもの。

やっぱりタダでラクな話はないのだな・・・(笑)。

でも、新緑の伊豆を散策できたし、なによりタダで伊豆まで行って、タダで温泉に泊まれたので、だいぶおいしいアルバイトだったことは事実。

それにしてもタレントさんはたいへんです。ご出演のおふたりに接して、敬服した次第。

今週のお昼に再放送があるかも。興味のある方は、ご笑覧あれ。

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テレビ出演その1

土曜の昼前。

そろそろ昼食をとりに、どこかへ出掛けようかと、家人と話し合いながら、外出の支度をしながら見ていたテレビ。

突然、という感じで、「きょうのゲストは、ジャズ界の大スター、ソニー・ロリンズさんです」というアナウンス。

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うわぁ~。

あわててビデオをセットして、とりあえずゆっくり見直せる体制をとった。

キャスター氏とインタビューのあと、残り少ない放送時間のなかでソロ演奏を披露。

「せっかくだから、この番組のために、即興で演奏しましょう!」と、至高のインプロヴィゼーションを惜しげもなく披露。

残念ながら時間が短くて、2分ほどでフェードアウト。

う~ん、もっと聞きたかったなぁ。

ソニー・ロリンズはマイ・フェイバリットの1人で、80年代から何度もライヴには足を運んだ。

仕事でライヴ・レポートをしたこともあるけれど、それよりなにより、個人的に聴きたくて、優先予約電話をかけまくって、前列の座席をゲットしたこともあった。

インタビューの機会を得られなかったのは今生の名残になるだろうか・・・。

できれば、大阪のライヴを聴きに行きたかったな。きっと、また来てくれることを期待してます。

ロハスじゃなくてロハな話(その2)

井上靖『しろばんば』を読みながら踊り子号に乗って到着したのは、伊豆湯ヶ島。

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小説『しろばんば』の舞台となった温泉町というわけ。

湯ヶ島に行くので『しろばんば』を読んだ、というのが正しいのだけれど、もうひとつ、今回宿泊した白壁荘という宿が、井上靖氏にゆかりの宿だったということもある。

近くには、川端康成が『伊豆の踊り子』を執筆するときに逗留したという古い宿もある。こちらは歴史こそ古くはないものの、交流の深さと文学の宿としての矜持はたっぷり有しているという宿だ。

先代の主人が文人たちと交流が深く、いわゆる長逗留できる宿として開業したのが50年ほど前だろうか。民芸調に統一された落ち着いたたたずまいで、本を片手に訪れる旅人をやさしく迎えてくれる。

宿に到着すると、一休みしてからまずは名物の巨石風呂へ。

増改築工事の際に掘り出されたという53トンもの大きな石をくりぬいた露天の風呂につかりながら、伊豆の山に沈んでいく夕日を眺めているのは贅沢そのもの。

夕食も、伊豆ならではの山海の珍味が並べられて、辛口の日本酒ともピッタリ。

食後に、今度は大浴場へ行ってみると、これがまた狩野川を臨んで趣のある内湯となっていて、月曜の夜ということもあっての人気のなさを幸いに、手足を伸ばしての入浴タイム。

さて、翌日は朝飯を食ってから一仕事なので、早めに床に付くことにする。

そう、一仕事があるから、この一泊の温泉旅行は、夫婦で無料、だったのである。

さて、その真相は。。。次回!

ロハスじゃなくてロハな話(その1)

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すでにウチのゴールデンウィークは終わっているのだけれど(笑)、それに先立って、井上靖の『しろばんば』を読んだ。

なにをいきなり、と思われたかもしれないが、ちょっとやむにやまれぬ事情があったもので。。。

その顛末は、その2以降に書く予定。

それにしても、ほとんどフィクション系の読み物を目にしなくなって数十年、久しぶりに昭和の文豪といわれた人の文章に触れると、本当に目が洗われる気がした。←心が洗われないのは生来の性格ゆえ仕方ないのでご勘弁。

『しろんばんば』は、井上靖の自伝的小説といわれるもの。たしか、教科書で同じく自伝的小説『夏草冬涛』を読んだような記憶があるものの、読み始めるまではなんとなく自分の過去をダラダラと言い訳がましく書いた文章ではないかという先入観一杯で、正直あまり気が進まなかったのだけれど、読み始めると文章のすばらしさもあって、ぐいぐいと引き込まれてしまった。570ページほどの長編を2日間で読了。

自分が封印してきた、子ども時代の記憶が蘇ってくるのを抑え切れなかった。そうした葛藤を、良し悪しの判断なしに、ありのままに書き綴っていく。押し付けのなさが逆に主人公への思い入れとなり、作品の厚みを自分でなぞって行くような感覚に陥る。ハードボイルドな文体がとてもマッチしている。

特に印象的なのは、ラストシーンだ。それぞれの成長を感じながら、将来に向けて自分の道を進もうとする友人たちが、お互いを思いやりながら別れて行く風呂のシーン。「スタンド・バイ・ミー」さながらだ。

これを読みながら、踊り子号に乗って、伊豆湯ヶ島を目指した。それについてはまた次回。
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