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【JAZZの髄(ズィ)】2010/02/26号

【JAZZの髄(ズィ)】2010/02/26号

ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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   メルマガ「JAZZの髄(ずい)」
                         2010/02/26 配信
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◆【アルバム短評】━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・‥‥‥………


『爆裂クインテット』中西俊博PROJECT

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なんとも凄まじい、アルバム・タイトルなんだかユニット名なんだか

迷ってしまうインパクトあるネーミングについつい気を取られて

しまうのだけれど、フタを開けてみれば日本のコンテンポラリー・

ミュージック・シーンを代表する“活きの良い”メンツが集合した

ゴージャスなセッションであることに気がつけば、そのネーミングが

“こけおどし”でないことに納得するという寸法だ。


リーダー格である中西俊博は、ヴァイオリンを手にポピュラー・

ミュージック・シーンの大波を渡ってきたツワモノだから、この新しい

5人体制の舵取りをしてどんな船出をしているのか、興味津々のファンも

多かったことだろう。まずその名に恥じない強烈なパフォーマンスを

味わいたいなら、#2「サム・スカンク・ファンク」を聴いてもらいたい。

ブレッカー・ブラザーズの名曲で、カヴァーも多いけれど、

ヴァイオリンの“細さ”があのファンキーなリフにどれだけ肉薄できるのかを

まず確かめてもらいたい。そのガツンと厚みのあるリフに満足してから

ジックリと各メンバーのソロ・バトルに浸れば、音の洪水のなかに

桃源郷が浮かび上がってくるような体験に出会うことができるだろう。

この脳内アドレナリンの分泌量はハンパではないぞ。


しかし、彼らの本領は、冒頭のジョビンの「ストーン・フラワー」など、

緩急の“緩”に当たる曲によく現われている。テンポに目を奪われず、

メロディと心地よいリズムのなかに築きあげられる具体的なイメージを

美しく保つためには、技量に加えて演奏者が備えている美学すなわち

センスが欠かせない。そして5人5様の美学は、そのままでは孤立して

1つの世界を成し得ない。そこにリーダーの世界観が大きく影響し、

全ての美学が1つのポイントに向かって収束していくのだ。

このような仮定を見事に記録していく箇所が随所に散りばめられ、

その結果、爆裂クインテットが爆裂するだけでなく、その余韻を

タップリ味わわせてくれる“オトナの音楽”を創出するに足る

セッションとして成立していることを証明することになる。


この緩急の機微を見極められれば、コンテンポラリーと呼ばれる

ジャズ/フュージョンの、パワー・プレイと称されるような

ツワモノ・セッションの楽しさがさらに増すこと間違いなし。

ぜひご賞味あれ。


『爆裂クインテット』中西俊博PROJECT

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◆【編集後記】━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………


きょうは夕方から六本木へ出る予定。明日は大磯まで遠征。

そのために用事を片づけておこうと思うのですが、

テレビを見ながらなのでなかなか進みません。

そう、女子フィギュア・スケートの決勝・・・。

音楽と身体機能の融合という意味でも興味深い競技なのですが、

それ以前に、積み重ねてきた努力をいかにして出し切るかという、

精神的な闘いを目の当たりにすると、ついつい手が止まって

しまいます。



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テーマ: JAZZ - ジャンル: 音楽

【JAZZの髄(ズィ)】2010/02/24号



ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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                         2010/02/24 配信
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>クラシック・ピアノの先生たちにとってモンクの録音は、「タッチもリ
>ズムもだらしない素人くさい演奏」以上のものではなく、いくら「その
>タッチやリズムの不揃いさこそが、信じがたい魔力を聴き手の心と身体
>に及ぼすのです!」などと言い張っても、それは信じがたい迷信の類に
>しか聞こえなかったのかもしれない。彼らの判断が「間違っている」と
>いうわけではない。正誤が問題なのではない。クラシック・ピアノにお
>いては「ムラのなさ」というものが身体訓練の金科玉条であり、逆にジャ
>ズ・ピアニストたちにとっては、ムラのない音楽など音楽ではない。つ
>まり、正反対の美学と価値体系と人生観を持つ二つの集団があるのであ
>る。
>岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)からの引用


岡田 暁生 の '音楽の聴き方?聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)' を
Amazon でチェック! ⇒ http://bit.ly/cWnSfu
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続けて岡田暁生氏の『音楽の聴き方』を引用しながら

ジャズについて思っていることを書き連ねているのだけれど、

少しまとめてみることにした。


今回の引用部分では、岡田氏がクラシック音楽とジャズを

ズバリ「仕分け」てくれている。

実際には、最近のクラシック音楽を聴いていると、

かなりリズム的に崩れてきている部分があると感じているのだけれど、

やはりその崩し方には、クラシック的なものとジャズ的なものに

大きな違いがあるように思っている。


引用中のモンクとは、セロニアス・モンクというジャズ・ピアニストの

ことだ。彼は1917年生まれで、ジャズがスウィングというダンス音楽

からの脱却を謀り、単独の表現芸術として成り立つための方法論を模索

している時期に活躍した、モダン・ジャズの創始者のひとりとして数え

られる。演奏のスタイルが奇抜で、特に独特のリズム・バランスを用い

て「ジャズならでは」の躍動感を表現することに成功した。そうした

手法を活かした自作曲も多く、現在でも多く再演されている。

クリント・イーストウッド監督作品「ストレート・ノー・チェイサー」

はセロニアス・モンクの生涯を追ったドキュメンタリー作品。


 「ストレート・ノー・チェイサー」⇒ http://bit.ly/a6nXHg


ソ連崩壊の1990年以降、それまで国のお抱えで暮らしていた

東側の音楽家は、自ら稼ぎを求めて自由経済圏へ飛び立たなければ

ならなくなった。彼らは培った高度なテクニックを応用できる音楽

をレパートリーにしようと模索することになったわけだけれど、

その要望に応えることができたのは、ジャズだった。ほかのジャンル

では、彼らの高度なテクニックは必要とされなかったからだ。

こうして、主にヨーロッパ(特に北欧)で、それまでとは異なった

アイデンティティによるジャズの再構築が行なわれるようになった。

ピアノ・ジャズ(≠ジャズ・ピアノ)と呼ばれるスタイルを生んだ、

ヨーロピアン・ジャズとカテゴライズされる流派には、このような

バックボーンがあったのだ。

もちろん、その根底にも、ヨーロッパで活動し高く評価されていた

デューク・ジョーダンやキース・ジャレットといったピアニストたちが

強く影響していることは言うまでもない。




◆【編集後記】━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………


クラシックとの融合系ピアノということで最近気に入っているのは、

松本あすかというピアニストです。


 松本あすか『ピアノ・エスプレッシーヴォII』
  ⇒ http://bit.ly/baPgX8

クラシック的なテクニックを無理にジャズへ変換しようとしない

“潔さ”がなによりも心地よいのです。

なにも無理に、クラシックとジャズを融合させたり、ジャズの土俵で

クラシックのテクニックを活かそうともがいたりしなくてもいいのだと、

クラシックの土俵でジャズをやっちゃえばいいじゃないのといわんばかりの

彼女の“はち切れた演奏”が、ボクの心の曇りを取り払ってくれたみたいです。



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テーマ: 音楽のある生活 - ジャンル: 音楽

【JAZZの髄(ズィ)】2010/02/22号



ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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                         2010/02/22 配信
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>音楽をめぐる言説がややもすると、例えば「あそこでぐっと来る(よ
>うな気がする)」といった、身体の奥の漠然とした疼きのようなもの
>についての感想に終始する理由は、まさにこのあたりにある。
>岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)からの引用


岡田 暁生 の '音楽の聴き方?聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)' を
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(つづきは編集後記へ)


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◆【ライヴ短評】━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………

渡辺香津美JAZZ回帰プロジェクト 2010/02/06 六本木STB139スイートベイジル


          メンバー
          渡辺香津美(ギター)、井上陽介(ベース)
          則竹裕之(ドラムス)
          ゲスト
          本田雅人(サックス)、藤陵雅裕(サックス)


1970年代初頭、日本の音楽シーンにも本格的な

エレクトリック・ジャズやロックの波が押し寄せてきた。

ちょうどそのとき、ベンチャーズやビートルズはもとより、

チャーリー・クリスチャンやウェス・モントメリーといった

ジャズ・トラディショナルな流れをも包括した弱冠17歳の少年が

登場した。渡辺香津美である。


彼はまず、ジャズをイノヴェートしてきた先人たちの技量を凌駕して

斯界の五月蝿方を黙らせ、いち早くジャズとロックを融合させた

ハイブリッドなギター・サウンドを開拓して同世代の心を

わしづかみにした。


以降、世界を席巻した活動などを通して、常にシーンの第一線で

インストゥルメンタル・ミュージックの可能性を広げ続けて

いるのだけれど、この数年の彼の作品(=アルバム)から伝わる

彼の指向は、交響詩的な構築美と叙情性を押し出した“ギター・

ルネッサンス”や、ギター・トリオのエレクトリック・サウンド的な

瞬発力を追求した“MO’BOP”という2本柱に象徴されるような、

渡辺香津美というアーティストの世界観と情動をそれぞれ集約させた

活動が主体だったので、ある意味でギタリスト(厳密にはジャズ・

ギタリスト)としての彼を“一時保留”しての“進化・探求”だったと

いえる。


しかし、音楽的人格の“核”を形成する三要素たるうちの1つを

置き去りにしたまま、渡辺香津美のギターは未来へと歩を進める

ことができなかった。

このような経緯から生まれたのが、新作『ジャズ・インプレッション』

だったのではないだろうか。


ところで、渡辺香津美が自らの“核”と考える“ジャズ”とは何なのか。


その答えは、実はアルバムではよくわからなかった。

というのも、彼はそこで自らを世間一般で想像しうる“ジャズ・ギター”に

落とし込んだようなサウンドを作るようなことを、これっぽっちも

考えていなかったからなのだが。


例によってそこには、枠を取り払った挑戦で溢れ、規制概念的な要素が

あったとしてもそれはフックでしかなく、とても“ジャズ・ギター”という

陳腐なコンセンサスでは説明しきれないアイデアが盛り込まれたものに

なっていたりしたものだから、イマイチ理解が及ばなかったのだけれど、

ステージで渡辺香津美が出した“生音”を聴いた途端、

「なるほどそういうことだったのか!」

と思念がリンクしたものだから、やはりライヴはやめられない。


なにが「そういうこと」なのかを分析するのが、

評論を前提として成立するはずのボクの仕事なのかもしれないが、

牽強付会に多くを語らず、なにかの柵から解き放たれたかのように

ギターを弾きまくる渡辺香津美の姿に感動を覚えたとだけ書き記して、

新たなる渡辺香津美の飛躍を楽しみたいと締め括りたいのだ。

そんなワガママを言いたい気持ちになったのも、

渡辺香津美がチラッと見せてくれた

次の“ジャズ・ギター”の世界に

期待を膨らませられすぎたからということで御容赦願いたい。


 渡辺香津美 最新作
  『ジャズ・インプレッション』
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◆【編集後記】━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………

(つづき)

>言ってみれば音楽は感覚/感情のマッサージのようなものだ。だが
>果たしてマッサージは文句なしの「芸術」と言えるか? カント(彼
>もまたあまり音楽に興味がなかった)は、音楽を単なる「快適な技術」
>に過ぎないと考え、如才ない会話だとか、食卓に供せられる料理の類
>だとか、香水をふりかけたハンカチなどの同列に置いた(『判断力批
>判』上巻、岩波文庫、253/296ページなど)。感覚的刺激という点
>で音楽は最高位を与えられるが、理性という観点から見れば最低の芸
>術だというのである。
>岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)からの引用


音楽が「理性的な芸術」ではないという議論は、

かなり昔からあるようですね。

今回のライヴ短評でも、ボクは渡辺香津美のステージの姿について

分析を保留しようとしていますが、それは分析ができないような

感情的な要素が先行する対象であるという意味ではなく、

安易な分析による固定概念化を避けたいという「期待」から

出た行動なのです。

それは何に対する「期待」かというと、

「ジャズは考える音楽である」ということと、

その理想を具現し続けているのが渡辺香津美というアーティスト

だということだから、なのです。

彼は音によって聴く者に何かを与えるのではなく、

音によって聴く者が何かを考えざるを得ない「場」を与える、

ということになるでしょうか。

それができる才能との出会いを、大切にできるかどうかが、

ジャズを、音楽を楽しむことができるかどうかの

「境目」になるかもしれないと思っています。



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今朝聴いていたグレン・グールド


グレン・グールド 坂本龍一セレクション バッハ編(2CD)





↓↓セールやってますね。

【JAZZの髄(ズィ)】2010/02/04号



ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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                         2010/02/04 配信
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>その自覚があろうがなかろうが、音楽を聴くときはいつも、
>私たちは自分の手持ちの(つまり自分がこれまで身につけて
>きた)ありとあらゆる「聴く型」を総動員し、そのスイッチ
>をオンにして、どれかが反応してくれることを願って臨んで
>いるのではあるまいか。
>岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)からの引用




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(つづきは編集後記へ)


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◆【ライヴ短評】━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………

奥土居美可『Too Young』発売記念LIVE@六本木STB139スイートベイジル 2010/01/26


          メンバー
          奥土居美可(ヴォーカル)、福田重男(ピアノ)
          鳥越啓介(ベース)、藤井学(ドラムス)
          竹中俊二(ギター)


奥土居美可というヴォーカリストを紹介するには、

まず1989年のデビューから始めなければならない。

ちょっと厄介かもしれないんだけれど、

このデビューの経緯が彼女の本質に深く関係していながら、

奥土居美可という歌い手を受け入れようとするときに

誤解を生みやすい元凶にもなっていると思うから、

外せない。


奥土居美可は、その年にフォーライフレコードから

デビューを果たし、1991年発売の「人間なんてラララ」

で30万枚以上の大ヒットを記録した。

JポップシンガーのMICAとしての活動は、

フォーライフというバックボーン

(および吉田拓郎の「人間なんて」や

井上陽水の「東へ西へ」のカバー)

とともに注目を集め、彼女の活動を支える

重要な役割を担ったわけだが、

一方でソングライターとしての自立と、

シンガーとしてのジャズへの傾倒を阻む

大きな要因にもなっていたと推測される。


2002年にジャズ・シンガー宣言をしたあとは、

ジャズ・シーンでは当たり前の地味なライヴ中心の

活動となっていったわけだけれど、

2005年にニューヨークでアルバム・レコーディングに

臨み『What a Difference』を完成させる。

デビッド・マシューズをアレンジャーに迎え、

スティーヴ・ガッドやルー・ソロフといった

“マシューズ組”の超一流ニューヨーク・セッション・

ミュージシャンを揃えての作品となったことから、

今度はジャズ・シンガーとしての注目度も高まった。


ボクがインタビューで彼女と逢ったのは、

ちょうどこのリリースのタイミングだった。


ファンにはおなじみの、

ちょっと舌足らずな口調で不思議系発言を

連発するのはMCもインタビューも変わりなく、

余人とは違うオーラを感じたことを記憶している。


今回はジャズのフル・アルバムとして

3枚目となる『Too Young』を昨年暮れにリリースしての

発売記念ライヴということで、

会場には熱心なファンが詰めかけていた。


前後半のステージを通してボクの心に残ったのは、

「Everything must change」と「My heart will go on」で

いずれも“歌い上げる”タイプの曲だったことが興味深い。

しかも、いずれもこれまでのアルバムに

収録されていないし・・・(笑)。


まあ、彼女のキャラからすれば、

アップ・テンポのスタンダード・ナンバーと、

やはり明るめのバラードで整えるというのが

正論だろうし、実際にステージを観ていても、

その華やかなパフォーマンスには

それらがピッタリすぎるほどハマっていて、

逆に前述の2曲は重いので“浮く”印象のほうが

強いのだけれど、

ボクはだからこそこの2曲に

奥土居美可の魅力を感じてしまったのかもしれない。


彼女は突然、ノックもなしに相手の心のなかに

飛び込んでしまう“癖”のあるタイプなのだ。


それを彼女自身もよくわきまえていて、

普段は明るく軽く、距離を保っていてくれる。

それも計算し尽くされたような

絶妙な距離で・・・。


ところがある瞬間、

彼女がどうしてもガマンできなくなり、

相手の心にもその用意がある場にかぎって、

その“暴走”が起こってしまうのだ。


“暴走”にはそれに足るパワーとポテンシャルが必要である。


それを有する者は、

“異才”と称してしかるべきだろう。


そのことを再び確かめることのできたステージとなった。


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◆【編集後記】━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………

(つづき)

型にはまった生き方というのは、あまり評価されませんが、

型を持つという行為自体は、いわゆる「引き出し」のような

もので、とても重要になると思います。

自分の「引き出し」が多い人は、何事にも柔軟に対応できます。

音楽の「引き出し」が多い人も、より音楽を楽しむことが

できるわけです。

ジャズを楽しむためにも、型を学び、多くの型を知ることが

重要になります。

名演といわれるものを聴けとか、

まずはスタンダード曲を覚えようといわれるのは、

そのためなのですね。


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