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国立音楽大学にジャズ専修【JAZZの髄】



ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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   メルマガ「JAZZの髄(ずい)」
                         2010/05/14 配信
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◆【国立音楽大学にジャズ専修】━━━━━・・・・・・‥‥‥………


国立音楽大学(くにたちおんがくだいがく、東京都立川市、学長・庄野

進)は平成23年4月からジャズ専修を開始することを発表しました。

5月10日にホテルニューオータニで行なわれた記者会見の模様をメモして

きましたので、ここへ公開したいと思います。


なお、この件の詳細につきましては、国立音楽大学(入試センター事務室:

042-535-9500)へご確認・お問い合わせください。このレポートはあ

くまでも富澤えいちが見聞した会見の模様をもとに、恣意的に再構成して

いることをご了承ください。





<会見前のメモ>
│ ジャーナリストというものは、日本語に訳すとするならさしずめ「野次
│ 馬」というところかもしれない。事実の追求やら現場を見なければ納得で
│ きない等々、いくらでも言い訳はできるのだろうが、とどのつまり「なに
│ が起きているのかを(できるだけ間近で)見てみたい」という欲求に従う
│ だけの単純な性格を以てよしとするような原始的なものであるといえる。
│ でなければ、ホテルで開かれる記者会見などというものに参加しようなど
│ とは、とうてい思いつかないだろうなどと考えているうちに会見開始の時
│ 間に近づいてきた。



SANY0003_20100513124219.jpg




<学長挨拶>
│ 山野ビッグバンド・コンテストでニュータイド・オーケストラが
│ タイトルを獲得。
│ 本学では2004年から再編をしている。
│ 3年生から選抜学生が専攻できる「ジャズ専科」があった。
│ これを4年に拡大するものである。
│ 国立音大らしい音楽=ジャズ教育をしたい。
│ らしさ=基礎・基本を徹底的に鍛えること。

<小曽根真>
│ 個人的に感動している。
│ 創立80年以上の伝統ある教育環境。
│ これまで月に1~2回(専科へ)教えに来ている。
│ 学生の姿勢に感じるところがあった。
│ 音楽にマジメに向き合う校風。
│ ジャズのカリキュラムがないことで学生が迷っている。
│ 図書館や資料館など恵まれた環境である。
│ こうした風土が学生たちにも伝わっている。
│ どういうジャズ専修にしていくかについてーー。
│ 音楽とマジメに向き合えるための環境づくり。
│ 1学年18人に絞る。=6楽器各3名。
│ クオリティの高い音楽教育をめざす。
│ 独学では得られない音楽教育を。
│ 教授講師陣は現役一線のプレイヤーを揃える。
│ 日本のジャズ教育の弱点はリズムのとらえ方にある。
│ リズムの意識をどうやって教えるかが課題。
│ 手っ取り早い近道としては一流の音楽家と共演すること。
│ リズムセクションに重点を置いて教えていきたい。
│ 既にわかりやすい即興のカリキュラムも開発済み。
│ それらを拡大・発展させていきたい。
│ よく見かけるピアニストのパターンとして・・・。
│ メロディや和音に偏っている。
│ しかしピアノはリズムセクションの一員である。
│ ピアノやベースにもドラムを演奏させる。
│ ドラムにもピアノを弾かせる。
│ 和音から生まれる感情のケミストリーを体験させる。
│ 機械的ではないドラマーの育成をめざしたい。
│ 海外一流アーティストによるワークショップの開催も。
│ 6月にゲイリー・バートンを招聘。
│ マスター・クラスの開催も考えている。
│ 音楽の現場はコンサートでの演奏だけでない。
│ スタジオや放送でのノウハウを教えられるクラスも。
│ ミュージック・ビジネスの展開も視野に入れる。
│ マネジメント、レコード会社からのレクチャーも。
│ ステージ・プレゼンス(マナー)について。
│ コール&レスポンスの音楽スタイルをもつジャズ。
│ それをどうやって観客に伝えていくか。
│ まず人間としてその場に臨み、次に音楽家として。
│ さらに楽器の演奏者として。
│ ハーブ・ポメロイの言葉から。
│ これを実践できる人材に。

<渡辺貞夫>
│ 昨年暮れにニュータイド・オーケストラと共演。
│ また一緒にやりたいと思った。
│ 自身が1965年に帰国しバークリー・メソッドを伝える。
│ 関西ではビッグバンドが盛んである。
│ 最近は毎年アマチュア・ビッグバンドと交流。
│ 譜面の理解についてーー。
│ 最近の若いアレンジャーはロック世代。
│ 休止符が多くてのびのび演奏できない。
│ ジャズは譜面よりも一緒に演奏して身体で感じることが大切。
│ このジャズ専修でなにをするかは模索中。
│ どうしてもリズムセクションが軽いという日本の弱点。
│ それをなんとかしたいと思っている。

<山下洋輔>
│ ニュータイドの昨年優勝のご褒美として渡辺貞夫を招く。
│ その帰り道に「また若い人と共演したい」という言葉。
│ それを聞いて今回のジャズ専修への招聘が実現。
│ 国立音大はヘンなところ(山下洋輔はOB)
│ クラシックしか教えていないのにジャズ界へ人材を輩出。
│ 教えないのに出てくる?
│ 入学希望者にも「ジャズをやりたい!」という人多い。
│ いよいよ本格的なジャズの学科が誕生。
│ 誰よりも喜んでいる。
│ 渡辺貞夫の帰国時に英語テキストそのままで学んだ想い出。
│ 経験則のジャズ理論をまとめたノートは貴重。
│ ジャズを学べる喜びを当時知ることが出来た。
│ 自分はそれらをぜんぶ知ったうえで違うことをやろう、と。
│ そういう人間が出現するのも「ジャズである」。
│ 職人レベルの手取り足取りの教えをジャズ専修で続けたい。

<神保彰>
│ ニュータイドとはライバル関係だった。
│ (神保彰は慶応大学OB)くやしい思いを続けていた(笑)。
│ ドラムはリズムの要。
│ いちばんのポイントはグルーヴ。ノリである。
│ もともとは「溝」という意味。
│ 時間軸上に音符を「刻んでいく」という行為。
│ 学びは体感するしない部分で差が出る。
│ これまで教えることにはあまり興味がもてなかった。
│ マン・ツー・マンで教えられることに興味を持てた。
│ スケジュールは厳しいがーー。
│ ジャズ専修を優先していきたい。

<池田篤>
│ 自分は25年前の卒業生。
│ クニタチに行けばジャズをやれると思った。
│ しかし入学してみるとほかに誰もいなかった・・・。
│ 1年上に本田雅人、下に椎名豊。
│ 当時は独学でやるしかなかった。
│ 独学は時間がかかる。
│ 自分が30年くらいかけているジャズの勉強を
│ 2年くらいで伝えられる場が出来た。
│ すでに4年前からジャズ専科(3年からのコース)を担当。
│ 1、2年でクラシックを学んでいる学生が対象だった。
│ 彼らの問題点ーー。
│ 頭を使わないで演奏してしまう。
│ 譜面だけに頼った演奏。
│ なるべく譜面から離れて頭のなかで演奏を考えながら・・・。
│ ジャズ本来の演奏が実践できるように教えていきたい。

<中川英二郎>
│ 吹奏楽はアンサンブルが重要。
│ トロンボーンは縁の下の力持ち。
│ しかしアンサンブルを学ぶ場がなかなかない。
│ 金管楽器はいろいろなジャンルの音楽に触れる機会も多い。
│ 幅広い対応が求められる。
│ そのニーズに対応した柔軟な人材を育てていきたい。
│ 金管楽器はとくに口で教える部分が多い。
│ 言葉では伝えられないことが多い。
│ その教育の場として広く認知してもらえる努力も。

<Q&Aから>
│ 対象は18歳以上の高校卒業かそれと同等の学力を有した人。
│ 学費はほかの専修と同額。
│ (若い女性にジャズは人気があることと関係するかとの質問に)
│ 小曽根:ブームと呼ばれる現象はこれまでにもあった。
│     しかし「うるさくないBGM」として扱われている。
│     音楽の一番大切な部分は「感動を与える」ということ。
│     ブームにはそれが欠けているのではないか。
│     ファッションではなくアートとして存在するために・・・。
│     めざしているのは本気でやることからしか生まれない感動。
│     それを生み出せる音楽を担える人材の育成。
│     これらを包括したブームであるなら大歓迎。
│     アートといっても決して崇高なモノをめざすのではない。
│     アートに拠らずファッションに終わらないものにしたい。
│ 渡辺:確かにアマチュア・ビッグバンドには女子の比率が極めて高い。
│    女性の熱心さはすばらしい。
│    男子はおとなしすぎるきらいがある。
│    ファッション的な影響はあるかもしれない(映画の影響など)。
│    楽器もフルート人気からサックス人気へ移行している。
│ 山下:ニュータイドは伝統的にクラシッックの人間を参加させる。
│    ジャズ専修の誕生でAオケ、Bオケが誕生。
│    Bオケでアマ・コンテストにも参加を続けていきたい。
│    新たなライバル・バンドの誕生にも期待したい。
│    学内・学外を問わず。
│    今年暮れにはニュータイドと渡辺貞夫の共演あり。
│    クニタチの学生にとっては幸福な機会が増える。
│ 小曽根:100回のリハーサルより1回の本番。
│     積極的に実践の場を作っていきたいと思っている。


以上が記者会見のメモです。

案内が届いたときにまず思ったのが、私立の音楽大学が記者会見を開くと

いう物珍しさ、ジャズ専修を開設することにどれだけの世間の注目が集ま

るのかを見たい、というあたりだったでしょうか。

さらに、これによって国立音楽大学の本気度が計られるわけなので、それ

も知りたかったというのがあります。というのも、会見では少ししか触れ

られませんでしたが、国立音楽大学では「ジャズ禁止」の時代があったほ

ど、クラシック以外の音楽に対する風当たりが冷たい歴史があったからで

す。楽長自らが抱負を語るなど、本気度の点についてはかなりであるとい

う印象をもちました。

また、個人的には洗足学園や専門学校との差別化、なにを以て卒業とみな

すのかというような査定基準、バークレー・メソッドの追従なのか日本独

自のメソッド構築なのかという疑問が浮かんでいます。これらは保留のま

ま、卒業生が出る5年後を目途に追加取材をしていければと考えています。



記者会見後の写真撮影のようす。


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メディアも多く、このニュースに対する注目度の高さがうかがわれました。
翌朝の日テレ「ズームイン! SUPER」でも流れていましたし。






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◆【編集後記】━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………


余談ですが、国立音楽大学のジャズ専修設置記者会見では、記者席に「ミ

ネラル・ウォーター」が用意されていました。ペットボトル入りの300ミ

リリットルのやつです。確か、阿蘇の天然水かなにかだったのですが、ラ

ベルに「国立音楽大学」の文字が・・・。いまや大学でもネーム入りのこ

んなグッズを扱っているのでしょうか?









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