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秋の夜長のピアノ・トリオ3態【JAZZの髄】



ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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   メルマガ「JAZZの髄(ずい)」
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「残暑を乗り切る!」とタイトルを付けて書き出していた原稿

の下書き。あっという間に涼風が吹いて虫の音が心地良い環境

に移り変わってしまいました。ということで、気を取り直して

タイトルも変更。秋はピアノ・トリオの季節です。






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◆【秋の夜長のピアノ・トリオ3態】>>>>>

最初に紹介するのは、“北欧の貴公子”と呼ばれるスウェーデン

生まれのピアニスト、ヤン・ラングレンのベスト盤。

彼は、ヨーロッパ流のロマンチシズム溢れるピアノ・ジャズを

軸にしながら、一方でアメリカ的ストレート・アヘッドなスタ

イルも吸収した幅広い表現力とテクニックを備えているので、

このどちらもがこのベストでは楽しめる。

時折、本当に同じ人物が演奏しているのかと感じさせるほど、

ある曲ではマッコイ・タイナーを彷彿とさせるような激しいブ

ロック・コードによる展開を見せたり、シングル・トーンでメ

ロディを包み込むように表現したりと、5作品を横断するヤ

ン・ラングレンの力量と個性をデギュルタシオン(=味見)で

きる贅沢さに浸ることができる。

北欧とアメリカのピアノ・スタイルの違いを1枚で聞き分けら

れるという意味でもお得感の高い編集内容で、自分の感性にあ

ったピアノのジャズを探すときのよい指標になってくれるだろ

う。

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次に紹介するカレル・ボエリーは、ヨーロピアン・ジャズ・ト

リオ名義での作品でも知られる、まさにヨーロッパのロマンチ

シズム系ピアノ・ジャズを代表するような存在。

ジャケットに惑わされるといけないのでバラしてしまうけど、

カレル・ボエリーはデンマーク出身で1960年生まれだから

50歳になるベテランの域に入った男性ピアニスト。

そのスロー・テンポなアレンジから生まれるアンニュイな雰囲

気は、ひとつの芸術的スタイルにまで昇華しているのだけれど、

このアルバムでボクが気に入ったのはジェリー・ラファティー

のヒット曲をカヴァーした「霧のベイカー街」に漂う質感だっ

た。

ジャズでは色や明度についてイメージさせるサウンドは先人た

ちによって残されてきて、ジャズのひとつの特色をもなしてき

たのだけれど、なかなか質感を前面に出したサウンドは生まれ

なかったと言ってよい。強いて言えば、60年代のファンキ

ー・ジャズはハード・ボイルドなタッチであると表現すること

ができるかもしれないけれど、その後のファンクへ移行すると

“臭い”に変化してしまったのだが。

話をカレル・ボエリーに戻すと、彼のタッチには湿度があり、

そのためにテンポがスローになっても平板な印象が薄く、奥行

きを感じるられるようになるのではないか。

ジャズがBGMの地位に落ちずにいられるのも、こうしたほん

のわずかな、しかし音楽ではかなり重要なミクロの“意識”が支

えていることを伝えてくれる良い例ではないかと思ったりして

いる。

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3枚目は守屋純子を取り上げたい。

『スリー・アンド・フォー』は、彼女の初のトリオによる作品

となる。

守屋純子といえば、世界的権威のコンペの作曲部門で優勝する

経歴を有し、オーケストラを率いてジャズの理性的な部分を味

方に付けた活躍が印象に残っていて、どちらかといえば“ピア

ノは作曲の道具”というようなイメージが強かったのかもしれ

ない。

その彼女が、満を持してピアノにフォーカスしたアルバムを制

作したわけだけれど、いわゆる“視点”が“ピアノ弾き”ではない

ことからも、とてもユニークなサウンドになっている。

おそらくこのアルバムの第一印象は、ピアノの“耳当たりが硬

い”というものなのではないかと思う。というのも、守屋純子

は雰囲気でピアノを弾いていないからだ。

作曲者、そしてサウンド全体の構図を考える演出家として、き

っちりと描き込まれたプロットがあるから、音の主張が明確に

ならざるを得ない。もちろん、サッパリとした性格がピアノに

も出ていると言えるかもしれないが、性格を託すだけの音楽を

ピアノで彼女がするわけがないことを、少なくともジャズを聴

こうと思う者なら知るべきである。

その一方で、ピアノ・トリオという小編成のフォーマットを取

ったことによって、守屋純子の作曲家としての才能、とくにメ

ロディの美しさが際立つアルバムになっていることは刮目せね

ばなるまい。

大編成の凝った(あるいはヒネた)ハーモナイゼーションもも

ちろん魅力ではあるが、バラードの表現力、ハード・タッチな

曲での音離れのよさなど、プレイヤーとしての彼女を改めて評

価しなければならないポイントが満載となっている。

『スリー・アンド・フォー』守屋純子



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            *

ピアノとベースとドラム、と“ひとこと”では括りきれないヴァ

リエーションの豊かさと守備範囲の広さがジャズにはあること

を、この3枚からでも垣間見ることができるのではないかと思

います。自分の好みのスタイルを見つけるもよし、守備範囲を

広げて感受性のレヴェルをアップさせる訓練にするのもよし。

芸術の秋に備えてお試しあれ。





音楽ジャーナリスト&ライターの眼~今週の音楽記事から~
 富澤えいちの記事はこちらから⇒ http://bit.ly/aF3grT





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テーマ: JAZZ - ジャンル: 音楽

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