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「jazzLife」9月号の執筆後記





jazz Life (ジャズライフ) 2011年 09月号 [雑誌]



富澤えいちが担当した記事についての自己解説をします。


★T-SQUAREコンサート・ツアー2011<ライヴ・レポート>

7月24日に渋谷C.C.レモンホールで行なわれたT-SQUARE恒例の夏イヴェントのもようをレポート。オープニング・アクトにドラムの坂東彗さんのソロ・プロジェクトの出演があり、花を添えてくれました。

レコ発とはちょっと趣が違うので、レポートとしてまとめるときにはヴァリエーション豊かな部分をどう表現しようかなどと迷ったりするのですが、パフォーマンスに“ヤマ”がしっかりあると書きやすかったりします(笑)。今回の“ヤマ”はボク的にはデュオのコーナーで、メンバーそれぞれのマイ・ブームが前面に出てきたりするのが興味深いわけです。こうした対比の対象があると、本家であるバンド・サウンドのポジショニングを考察しやすくなるので、やっぱりライヴを観なくちゃわからないことも多いんだよな~、と思っちゃうのですね。


★寺久保エレナ<ライヴ・レポート>

7 月11日に新宿ピットインで行なわれた寺久保エレナの『ニューヨーク・アティテュード』リリース記念ツアーのもようをレポート。少し長めの文字量での依頼だったので、寺久保エレナ論の序章的な意味合いを込めて書いてみました。新宿ピットインという場所は、音が向かってくると観客もそれに前のめりで応じるという、シビアでハッキリとした希有なハコだと思うんですが、この日はこの弱冠の奏者を迎えて、こうした空気に覆われていたことが伝わればいいなと思っています。


★<ディスク・レビュー>

渡辺貞夫さんの60thアニヴァーサリー企画、DVD-BOXです。1枚は2001年のオーチャード・ライヴ、もう1枚は2010年の同じくオーチャード・ライヴを収録したもので、これにもう1枚、自らもジャズを語った解説的映像が付いています。

高橋信之介『ブルース・フォー・アス・ライヴ・アット・新宿ピットイン』はお待ちかねのリーダー作。高橋信之介さんはデビュー・アルバムのときにインタビュー取材をしたのですが、「アメリカ行ったらロックのドラマーになっちゃってるかも」とか言ってたのに(笑)、しっかり懐の深いリズム・パフォーマーに成長してます。それを照明する、かなりジャズ度も濃い内容のアルバム。

高田ひろ子トリオ『インナー・ヴォイセズ』は安カ川大樹さんが主催するダイキムジカ・レーベルから2枚目となるヴェテラン・ピアニストの描写力に優れたアルバム。こういう演奏を耳にすると、楽器というのは奥が深いのだなぁと思ってしまいます。

矢次保子・大石学『デュオ』はクロマティック・ハーモニカとピアノのデュオという趣向。どうしてもビル・エヴァンスとトゥーツ・シールマンスの『アフィニティ』を思い出さずにはいられないのがジャズ屋のサガなので申し訳ないのだけれど、基本的にデュオは「形」ではなく「心」の処理のほうが重要になるから、比較する意味はありません。ハーモニカは「息」を使う楽器のなかでもとくに発音部が身体に近いので、そういう温度をどう考えながら2人が音楽に仕立てていこうとしているのかなどを推測しながら聴くと、醍醐味も増すのではないかと思います。


以上


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テーマ: JAZZ - ジャンル: 音楽

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