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乙女文楽鑑賞と女流義太夫体験

少し前の日曜日、近所の能楽堂で面白そうなイヴェントがあったので、チケットを買っておいた。

それは「乙女文楽と女流義太夫」というもの。

昨年から、自分のレパートリーに人形劇と落語を入れようと思って、すこしずつ勉強を始めている。

乙女文楽というのは、女性が操り手となって行われる文楽=人形芝居のこと。

「文楽」と言った場合は、男性の操り手が3人がかりで一體の人形を動かして演ずる。これを女性1人で操れるように改良したものが乙女文楽だ。

乙女文楽については、すでに昨年、元住吉にある人形劇団「ひとみ座」のワークショップなどに参加して、その歴史や仕組みなどをかじったりしていた。

その縁から「ひとみ座」から公演案内のDMが届くようになり、そのなかに今回の「乙女文楽と女流義太夫」の公演案内があったのだ。

場所は「久良伎能舞台」。実は、ウチから歩いて行ける場所にある。そんなところに能舞台があるというのは、近くを通った時の案内板などで知ってはいたものの、普通の人では入れない場所なんだろうなくらいにしか考えていなかった。でも、いい機会だから、近所の能舞台というのも見ておきたい。

日曜の昼下がり、地図を頼りに自転車で能舞台へとたどり着く。

久良伎能舞台入り口

高台の、公園の一角にある敷地は、能舞台が立つにふさわしい幽玄の世界を感じさせるものだった。

建物はこぢんまりとして、公園の管理事務所か社務所といったような感じ。

なかに入ると畳敷きの座敷になっていて、舞台がしつらえてある。

久良伎能舞台の能舞台

本日の演目は、「二人三番叟」と「義経千本桜」の「道行初音旅」。

まずは「二人三番叟」で幕開けだ。

前に参加したアジアの人形劇のワークショップでは、一般的に人形劇が「祀り」と密接な関係にあり、演目の最初には祈りの儀式が行なわれるということを知った。日本では明確な儀式化はしていないものの、「三番叟」という演目は祈りの儀式に通じるものがあり、日本でもほかのアジア諸国の人形劇と同じスタンスがあるのだということに感心したことがあった。「三番叟」では五穀豊穣を祈り、幸せの鈴を鳴らして厄を払うというアトラクションが挿入されている。

続いて、乙女文楽の説明と、女流義太夫の説明。

文楽人形がどのように操作されているのかを、パーツごとに分解しながら説明してくれるのは、ワークショップならではだ。なんと、会場から希望者を募って、実際に人形を操らせてくれるという企画もあった。残念ながらボクは手を上げそこねたが、熱心な人形劇ファンがラッキーな体験をすることになる。

女流義太夫では、「壺坂霊験記」の「澤市住家の段」の一節を、女流義太夫の太夫と一緒に唸るという体験をすることに。

義太夫は「語る」と言われるように、歌とは違った音声表現の芸能であることが、実際に自分が本を読みながら義太夫節にあわせていくことによって、理解できたような気がしてくる。

また、節のとり方、すなわちリズムが西洋音楽とはまったく異なるので、それを体感できたのもおもしろかった。半拍やアフタービートよりも複雑な拍子で日本の音楽ができあがっていることを、実際に自分の喉で感じることができたというわけだ。

こうしたワークショップでは、演目が始まる前に「この場面はこれこれこのような意味があって、こうした所作ではこういうことを表現しようとしている」といった説明がなされてから鑑賞できるので、面白さも倍増する。

上演中の写真撮影は禁止だったが、終演後の玄関では出演者=人形がお見送りをしてくれた。こちらは記念撮影オッケーとのことで、パチリ。

乙女文楽の出演者

左が静御前、右は狐が化けたという設定の佐藤忠信。








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テーマ: ひとりごと - ジャンル: 日記

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