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【JAZZの髄(ズィ)】2010/02/04号



ジャズ・ライターの 富澤えいち がお送りする
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   メルマガ「JAZZの髄(ずい)」
                         2010/02/04 配信
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>その自覚があろうがなかろうが、音楽を聴くときはいつも、
>私たちは自分の手持ちの(つまり自分がこれまで身につけて
>きた)ありとあらゆる「聴く型」を総動員し、そのスイッチ
>をオンにして、どれかが反応してくれることを願って臨んで
>いるのではあるまいか。
>岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)からの引用




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(つづきは編集後記へ)


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◆【ライヴ短評】━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………

奥土居美可『Too Young』発売記念LIVE@六本木STB139スイートベイジル 2010/01/26


          メンバー
          奥土居美可(ヴォーカル)、福田重男(ピアノ)
          鳥越啓介(ベース)、藤井学(ドラムス)
          竹中俊二(ギター)


奥土居美可というヴォーカリストを紹介するには、

まず1989年のデビューから始めなければならない。

ちょっと厄介かもしれないんだけれど、

このデビューの経緯が彼女の本質に深く関係していながら、

奥土居美可という歌い手を受け入れようとするときに

誤解を生みやすい元凶にもなっていると思うから、

外せない。


奥土居美可は、その年にフォーライフレコードから

デビューを果たし、1991年発売の「人間なんてラララ」

で30万枚以上の大ヒットを記録した。

JポップシンガーのMICAとしての活動は、

フォーライフというバックボーン

(および吉田拓郎の「人間なんて」や

井上陽水の「東へ西へ」のカバー)

とともに注目を集め、彼女の活動を支える

重要な役割を担ったわけだが、

一方でソングライターとしての自立と、

シンガーとしてのジャズへの傾倒を阻む

大きな要因にもなっていたと推測される。


2002年にジャズ・シンガー宣言をしたあとは、

ジャズ・シーンでは当たり前の地味なライヴ中心の

活動となっていったわけだけれど、

2005年にニューヨークでアルバム・レコーディングに

臨み『What a Difference』を完成させる。

デビッド・マシューズをアレンジャーに迎え、

スティーヴ・ガッドやルー・ソロフといった

“マシューズ組”の超一流ニューヨーク・セッション・

ミュージシャンを揃えての作品となったことから、

今度はジャズ・シンガーとしての注目度も高まった。


ボクがインタビューで彼女と逢ったのは、

ちょうどこのリリースのタイミングだった。


ファンにはおなじみの、

ちょっと舌足らずな口調で不思議系発言を

連発するのはMCもインタビューも変わりなく、

余人とは違うオーラを感じたことを記憶している。


今回はジャズのフル・アルバムとして

3枚目となる『Too Young』を昨年暮れにリリースしての

発売記念ライヴということで、

会場には熱心なファンが詰めかけていた。


前後半のステージを通してボクの心に残ったのは、

「Everything must change」と「My heart will go on」で

いずれも“歌い上げる”タイプの曲だったことが興味深い。

しかも、いずれもこれまでのアルバムに

収録されていないし・・・(笑)。


まあ、彼女のキャラからすれば、

アップ・テンポのスタンダード・ナンバーと、

やはり明るめのバラードで整えるというのが

正論だろうし、実際にステージを観ていても、

その華やかなパフォーマンスには

それらがピッタリすぎるほどハマっていて、

逆に前述の2曲は重いので“浮く”印象のほうが

強いのだけれど、

ボクはだからこそこの2曲に

奥土居美可の魅力を感じてしまったのかもしれない。


彼女は突然、ノックもなしに相手の心のなかに

飛び込んでしまう“癖”のあるタイプなのだ。


それを彼女自身もよくわきまえていて、

普段は明るく軽く、距離を保っていてくれる。

それも計算し尽くされたような

絶妙な距離で・・・。


ところがある瞬間、

彼女がどうしてもガマンできなくなり、

相手の心にもその用意がある場にかぎって、

その“暴走”が起こってしまうのだ。


“暴走”にはそれに足るパワーとポテンシャルが必要である。


それを有する者は、

“異才”と称してしかるべきだろう。


そのことを再び確かめることのできたステージとなった。


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◆【編集後記】━━━━━━━━━━━・・・・・・・・・・・‥‥‥………

(つづき)

型にはまった生き方というのは、あまり評価されませんが、

型を持つという行為自体は、いわゆる「引き出し」のような

もので、とても重要になると思います。

自分の「引き出し」が多い人は、何事にも柔軟に対応できます。

音楽の「引き出し」が多い人も、より音楽を楽しむことが

できるわけです。

ジャズを楽しむためにも、型を学び、多くの型を知ることが

重要になります。

名演といわれるものを聴けとか、

まずはスタンダード曲を覚えようといわれるのは、

そのためなのですね。


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テーマ: JAZZ - ジャンル: 音楽

Comment

富沢えいちさま、
お久しぶりです。
先日はSTBへお越し頂きありがとうございました!
blogに素晴らしい感想を頂き、嬉しいです。
自分でもなんとなく思っていたことが
少し明確になりました♪
色々参考にさせて頂きます。
又聴きにいらしてくださいませv-7



2010.02.08 (Mon) | 奥土居美可 #pcEsqDro | URL | 編集

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